味噌玉レシピ一覧。健康に良い味噌玉を手軽に作って、美味しく栄養を摂る
料理教室の先生が作る味噌玉アレンジレシピ20選
味噌玉は、日本の伝統的な調味料「味噌」を使った、簡単で美味しい家庭料理のひとつです。味噌玉は、味噌を中心にさまざまな具材を混ぜ合わせて作られる小さなボール状の食品で、忙しい日常でも手軽に味噌汁を楽しむことができる便利なアイテムです。この記事では、味噌玉の作り方や、その健康効果、さらにアレンジ方法について詳しく解説します。
味噌玉とは?
味噌玉は、味噌をベースに乾燥野菜や乾燥海藻、ダシなどを混ぜ合わせて作ります。作り方はとても簡単で、すべての材料を混ぜて丸めるだけ。お湯を注ぐだけで手軽に味噌汁を楽しむことができるため、忙しい朝や昼食にぴったりです。また、保存も効くので、まとめて作っておくと便利です。
マイキッチンに登録している料理教室の先生が作ってくださった味噌玉のアレンジレシピをご紹介しますので、ぜひご自宅でお試しください。
味噌玉の健康効果
味噌は、発酵食品であり、腸内環境を整える効果が期待されます。さらに、味噌に含まれるイソフラボンやレシチンなどの成分は、生活習慣病の予防や美肌効果にも寄与します。味噌玉に加える具材によっては、さらに栄養価が高まり、健康維持に役立ちます。
味噌玉の作り方
基本的な味噌玉の作り方は以下の通りです:
- 味噌を適量取り、手で丸めやすい硬さにします。
- 好みの乾燥野菜や海藻、ダシを加え、全体が均一になるように混ぜます。
- 手で丸く成形し、冷蔵庫で保存します。
- 食べる時には、カップに味噌玉を入れ、お湯を注ぐだけで完成です。
味噌玉のアレンジ方法
味噌玉には、さまざまなアレンジが可能です。例えば、柚子胡椒やゴマを加えることで風味が増し、さらに健康効果が期待できる具材を選ぶことで、オリジナリティあふれる味噌汁を楽しむことができます。
天然醸造のいにしえ味噌でつくる味噌玉レシピ
いにしえ味噌を使ってイタリアンな味噌玉
材料
- いにしえ味噌 100g
- ドライトマト 10g
- ドライバジル 小さじ1
- おからパウダー 10g
作り方
- ボールにいにしえ味噌、刻んだドライトマト、ドライバジル、おからパウダーを入れ混ぜ合わせ、1個辺り約20gに丸める。
こつ・ポイント
ドライトマトは味噌の水分でふやけて少し柔らかくなるので、少し形を残した感じで加えても食べた感じが味わえます。
エピソード
豆乳・牛乳で溶きのばすことにより、和風の味噌が洋風になります。朝食にパンと一緒にぜひ飲んで欲て欲しいです。
いにしえ味噌で作る茗荷オクラ味噌玉
材料
- いにしえ味噌 大さじ4
- 昆布茶 小さじ1
- 茗荷 1~2個
- オクラ 2本
- 塩 少々
作り方
- オクラをまな板に置き、塩少々をふり、手で転がしながら表面のひげを取り除き、水洗い。
- オクラは薄く輪切りに、茗荷は千切りにし、ざるにあげる。
- ボールにいにしえ味噌と昆布茶を入れ混ぜ合わせる。
- ラップにオクラ、茗荷、混ぜた味噌をのせてボール状にする。
- お椀に味噌玉を置き、熱湯170ccを注ぎ混ぜ合わせていただく。
ラップに包んで冷凍しておけば、いつでも好きな時に取り出して使えます。
こつ・ポイント
茗荷は千切りで少量でOK。オクラは薄切りにすることで、熱湯で良い食感になります。ラップに包むときは彩りを考えて、オクラを見えるように包みます。
いにしえ味噌で作る モロヘイヤとろろ昆布味噌玉
材料
- いにしえ味噌 大さじ4
- とろろ昆布 5g
- モロヘイヤ 10g
- モロヘイヤ(小さい葉があれば) 5枚
作り方
- とろろ昆布は食べやすい大きさに裂いておく。
- モロヘイヤは洗って大きな葉は細切りにし、残りはそのまま使用。とろろ昆布と味噌と混ぜ合わせる。
- ラップにモロヘイヤの葉を置き、とろろ昆布を置いて味噌を包んでボール状にする。
- お椀に味噌玉を置き、熱湯170ccを注ぎ混ぜ合わせていただく。
ラップに包んで冷凍しておけば、いつでも好きな時に取り出して使えます。
こつ・ポイント
モロヘイヤは葉を細切りにすることで、熱湯をかけるだけで食べられるようにします。ラップに包むときは彩りを考えて包みます。
パクチー香る豚汁味噌玉
材料
- 味噌 大さじ3
- だしパック 1袋
- 豚細切れ肉 100g
- フリーズドライパクチー 2g
- 生姜 ひとかけ
作り方
- 豚肉は適当な大きさに切り、耐熱容器に入れ酒大さじ1(分量外)を振りかけてレンジ(600w 1分30秒)で加熱し、水気を切っておく。生姜は皮をむき、針生姜にする。
- ボウルにすべての材料を入れて混ぜ合わせ、4等分にして丸める。
- 味噌玉をお碗に入れ、お湯を注ぐ。
食物繊維やタンパク質たっぷりスーパー味噌玉
材料
- 味噌 大さじ3
- だしパック 1袋
- プロセスグレーンライ麦 80g
- 高野豆腐 2枚
- 九条葱 1本
作り方
- 高野豆腐は5ミリ厚に刻む。九条ネギは小口切りにする。
- ボウルにすべての材料を入れて混ぜ合わせ、4等分にして丸める。
- 味噌玉をお碗に入れ、お湯を注ぐ。
ツナとミックスベジタブルとわかめの味噌玉
材料
- ミックスベジタブル 大さじ3
- いにしえ味噌 小さじ4
- 乾燥わかめ 小さじ2
- ツナ缶 1/2缶
作り方
- ミックスベジタブルを耐熱容器に入れ、電子レンジ(600w)で30秒加熱し解凍。余分な水分を取り除く。
- いにしえ味噌とツナ缶を混ぜ合わせる。
- ラップにミックスベジタブルを2等分して広げ、その上に1を2等分して乗せ、ラップで包む。
- お椀に味噌玉を入れ、熱湯を注ぐ。
こつ・ポイント
ミックスベジタブルはコーン缶に変えても良いです。
エピソード
コーンが子どもに人気なので、コーンを使った味噌玉を考えました。
香ばしい小エビの味噌玉
材料
- 味噌 小さじ2
- かつお節 小さじ1
- 小エビ 小さじ1
- お麩 2個
作り方
- 小エビは軽くフライパンで炒っておく。
- 味噌にかつお節と乾燥麸を混ぜ、丸める。
- ②のまわりに乾煎りした小エビをまぶす。
ビタミンDを取りこむ味噌玉
材料
- 味噌 小さじ2
- かつお節 小さじ1
- きくらげ(粉砕) 小さじ1
- 乾燥しめじ 小さじ1
作り方
- きくらげはミルで粉砕しておく。
- 乾燥しめじをキッチンハサミで切る。
- 味噌にかつお節と②を混ぜ、丸める。
- ③のまわりに粉砕したきくらげをまぶす。
こつ・ポイント
きくらげは粉砕させ粒子を細かくすることで、事前に戻さなくてもお召し上がりいただけます。
ナムルと高野豆腐の具沢山味噌玉
材料
- もやし 25g
- ほうれん草 1株
- 青ねぎ 1本
- ごま油 小さじ1/4
- いにしえ社「しんげつ」味噌 大さじ2(約36g)
- 鰹節 3g
- 高野豆腐(刻みタイプ) 3g
- 熱湯 450ml
作り方
- もやしは水洗いし、耐熱容器に入れる。ほうれん草は水洗いして根元を落とし、3〜4cm長さに切り、耐熱容器に入れる。青ねぎは小口切りにする。
- もやしはラップをかけずに電子レンジ600wで1分加熱し、冷ます。ほうれん草はラップをかけて電子レンジ600wで1分半加熱した後、水にさらす。
- 水気をよく切ったもやしとほうれん草、青ねぎを合わせ、ごま油を加えてよく混ぜる。
- いにしえ社「しんげつ」味噌と鰹節をよく混ぜる。
- ラップを広げて、高野豆腐と野菜の1/3量、丸めた味噌をのせてラップごと丸める。これを合計3個作る。いただく時は器に味噌玉を1つ入れ、熱湯150mlを注いでよく混ぜる。
こつ・ポイント
- きくらげは粉砕させ粒子を細かくすることで、事前に戻さなくてもお召し上がりいただけます。
- もやしはシャキシャキした食感を残すようにレンジの時間を調整しました。大量に作る場合は時間を調整してください。
- ほうれん草は、レンジで加熱した後すぐに水にさらすことで、アク抜きをしつつ色が綺麗に仕上がります。今回は食感を残すようにレンジの時間を調整していますが、作る量やお好みに合わせて加熱時間を調整してください。
エピソード
味噌玉は、忙しい生活の中で、気軽に美味しいお味噌汁が楽しめるというのが利点です。作るのもできるだけ簡単に、火を使わずに、野菜が沢山摂れるものを目指しました。また、いにしえの「しんげつ」味噌の雑味のない大豆本来の美味しさが生きるものにしたいと、ごま油の量も食べた時に上品に香る量にこだわりました。
天かす&小えび味噌玉
材料
- 天かす(揚げ玉) 小さじ1と1/2
- 小えび(乾燥) 小さじ3
- 青じそ 2枚
- 塩昆布 1g
- かつお節(花かつお) 1g
- ごま油 小さじ1/2
- いにしえ社「しんげつ」味噌 大さじ3
- 熱湯 540ml
作り方
- 青じそは軸を取り、細く刻む。
- ラップを広げ、中央に青じそと小えびを置く。
- いにしえ社「しんげつ」味噌をのせ、ごま油をかける。
- 塩昆布とかつお節をのせ、ラップの四方を集めて味噌玉の根元をよじり、輪ゴムで留める。
- 椀に味噌玉を入れ、湯180mlを注ぎ、味噌を溶かしてお召し上がりください。
おくらと手毬麩の味噌玉
材料
- いにしえ味噌 小さじ4
- おくら 2本
- 手毬麩 大さじ2
- 顆粒だし 小さじ1/2
- 熱湯 400ml
作り方
- おくらはガクを取り、2mm厚さの輪切りにする。
- ラップを広げ、1と手毬麩を半量ずつ敷き詰める。
- いにしえ味噌、顆粒だしを乗せ、ラップをねじりながら丸める。
こつ・ポイント
- おくらは薄くスライスすると、生のまま使用しても子どもが食べやすくなります。
- 手毬麩の他、かわいい形の麩は子どもに人気なので、お試しください。
エピソード
手毬麩は、生徒さん(子ども)や娘に大人気なので、こちらのメニューをご提案しました。
半熟卵の粕漬ミネラル味噌玉
材料
- 卵 1個
- 味噌 15g
- 酒粕 10〜15g
- 出汁 小さじ1
- 添え口 ひとつまみ
- お湯 160g
- お好きな具材
- ミネラル 数滴
- 顆粒出汁 小さじ1
作り方
- 半熟卵を作る。
- 味噌と酒粕を混ぜる。
- 出汁と顆粒出汁を加える。
- 混ぜたものにお湯を加えてよく溶かす。
- 具材を加えて味を整える。
味噌玉de冷や汁
材料
- 味噌玉材料(いにしえ味噌) 大さじ2/3
- 味噌玉材料(すりごま) 大さじ1
- 味噌玉材料(ダシパックの中身) 小さじ1/2
- 味噌玉材料(おろし生姜) 小さじ1
- 味噌玉材料(砂糖) ひとつまみ
- ごはん 茶わん1杯
- 半熟卵 1個
- プチトマト 2個
- キュウリ 1/3本分
- シソ 2枚
- みょうが 1本
- 湯+水 合計で180ccくらい
作り方
- 味噌玉の材料を容器の中で混ぜ合わせておく。
- 味噌玉の材料をラップにくるんでおく。(たくさん作って冷凍しておくと便利)
- 器に味噌玉を入れて湯(大さじ2程度)を入れて溶かす。氷水(150cc程度)で薄める。
こつ・ポイント
味噌玉はお湯でなくても、少しずつ水で溶きのばしてもできます。
味噌玉は、忙しい日常の中でも手軽に栄養を摂取できる便利なアイテムです。発酵食品である味噌を日常的に摂取することで、健康維持に役立ちます。是非、家庭で味噌玉を作り、日々の食卓に取り入れてみてください。