いにしえから「ふなくぼ農園」に持ちかけてできた日本酒「いにしえ」。このお酒造りは、自然栽培のお米のポテンシャルを引き出し、美味しく魅了されるお酒を造ろうと考えているプロジェクトです。精米歩合を90%にして”お米らしさ”を残しつつ、すっきりとした味わいにすることを目指して醸造したお酒です。
原料米:コシヒカリ100%、精米歩合90%
アルコール分:15度
内容量:200ml
ふなくぼ農園では、生きものがたくさんいる田んぼを作るため、農薬や肥料を使わない自然栽培で稲作に取り組んでいます。いにしえ代表の井形とのお酒の場で「いつか自分のお米で、自分が作って欲しいと思える杜氏さんとお酒を造りたい」という夢を5年越しに実現しました。このお酒を醸造する石塚酒造は、船久保さんが何十種類と飲み比べ、吟味して自ら選んだ酒蔵です。
石塚酒造の杜氏、金澤さんは先代が亡くなり、後を継ぐ形で杜氏に就任しました。お酒造りにおいて大切にしているのは、挑戦心とワクワク感。楽しさを感じながら真剣に向き合い、お酒を作り続けています。自然栽培についての知識はありませんでしたが、船久保さんとの出会いを通じて「面白そうだ」と感じ、このプロジェクトが始まりました。
先日、ZOOMで開催された「いにしえ主催、農の寺子屋」に参加しました。自然栽培のコシヒカリを使って日本酒を造られた米農家さんと杜氏さんが出演されており、そのお二人の楽しそうなコメントに惹かれ、あまりお酒を飲めない私ですが、試しに200mlの日本酒をキャンペーン価格で購入しました。この日本酒は、普通の日本酒の香りがありながら、飲んだ瞬間に甘いフルーツの風味が広がるという、とても美味しいものでした。お米作りとお酒が大好きな農家さんと、「楽しくなければお酒は造らない」とおっしゃる杜氏さんのコラボレーションが感じられる一品です。私はオチョコ一杯だけ飲みましたが、すっかりほろ酔い気分になりました。美味しいお酒を楽しめるだけでなく、その背景にあるお二人の思いを感じられることに感謝です。
届いた時に、箱を開けた瞬間「量が少ない?」と思いましたが、味が濃厚で、口当たりが軽く美味しい日本酒でした。量も丁度良かったです。