生きものと共生する畑|いにしえのぶどう畑と生態適合農業

Inishi-e Field — 山形・東根

生きものと共生する畑で、
ぶどうが美味しくなる。

いにしえのワインは、畑から始まります。草や虫や微生物が息づく生態系の中で育てられたぶどうが、ワインの味わいの源になっています。

SCROLL

なぜ、畑の話から始めるのか

ワインの味を語るとき、醸造方法や品種、ヴィンテージが注目されることは多くあります。けれど私たちは、その前に「どんな畑で育ったぶどうか」がとても大切だと考えています。

どんな草が生えているのか。どんな虫がいるのか。どんな微生物が土の中で働いているのか。風や雨、水の流れがどう畑を通っているのか。

そうした目に見えるもの、見えないものの積み重なりが、ぶどうの健やかさや味の奥行きにつながっていく。だから、いにしえにとって畑は、単なる生産の場所ではなく、味の源そのものです。

いにしえのぶどう畑 山形東根

山形・東根のいにしえのぶどう畑。醸造の前に、まず畑の豊かさがある。

生きものと共生する畑とは

いにしえの畑では、ぶどうだけを主役にするのではなく、畑全体の生態系を見ることを大切にしています。草が生え、虫が訪れ、小さないのちが巡ることで、畑は単なる栽培地ではなく、関係性のある場になります。

すべてを人の手で管理し尽くそうとするのではなく、自然が力を発揮できる余白をつくる。その中で、ぶどうが健やかに育つ環境を整えていく。それが、いにしえの考える生態適合農業です。

🌿
草・植物との共存
草を除去せず共存させることで、土の水持ちと根圏の多様性を育てる。
🐛
虫・微生物の働き
多様な虫と土壌微生物が有機物を分解し、ぶどうの根が必要な栄養を自然に循環させる。
🌱
余白をつくる農業
管理し尽くさず、自然が働く余白を残す。その積み重ねが畑の土台を強くする。
草が茂るいにしえのぶどう畑
いにしえのぶどう畑
畑の植物イメージ

草が茂り、多様ないのちが息づくいにしえのぶどう畑。この生態系の豊かさが、ワインの味わいの土台になっています。

なぜ、それが味につながるのか

私たちは、畑の豊かさがぶどうの味わいに影響すると考えています。それは単に糖度が上がる、下がるという話だけではありません。

植物が多様なストレスにさらされながら生きのびるとき、「二次代謝」と呼ばれる物質を生み出します。香りの前駆体、色素、渋みの成分——こうしたものが、ぶどうの複雑さをつくっていきます。

醸造でつくり込む前に、まず畑でどんなぶどうが育っているのか。いにしえのワインは、その出発点を何より大切にしています。

🌸
香りの広がり 多様な微生物・草との共存が、ぶどうの香り成分(テルペン類)を豊かにする。
🌊
飲んだときの奥行き 二次代謝産物の多様さが、一口の中に複数の印象を生み出す。
余韻のやわらかさ 健やかに育ったぶどうは、余計な雑味が少なくやわらかく余韻が続く。
畑になっているデラウェア

この畑から生まれた
ワインを、飲んでみてください。

山形・東根の自社畑から。自然栽培・酸化防止剤不使用・無濾過。
飲むほどに自然が豊かになるワイン。